ホワイトニングとは?
投稿日:2021年8月6日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!歯科衛生士の松井です。
ここ数年でホワイトニングという言葉を聞く機会が増えたかと思います。
興味があったり、やってみたいと思う方は多いと思いますが、
「そもそもホワイトニングってなんだろう?」「どうやって白くするんだろう?」
と疑問を持たれると思います。
本日はそのホワイトニングについて詳しくお話いたします。
ホワイトニングの種類
ホワイトニングにはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2種類があります。
オフィスホワイトニング
・歯科医院で行う。
・1回の施術で歯を白くする。
・ホワイトニング剤を歯の表面に塗り、光を照射してホワイトニング効果を促進させる。
・1回で効果が出るので忙しい方、時間が無い方に最適。(例えば結婚式を間近に控えている方)
ホームホワイトニング
・自宅で行う。
・自宅で2週間徐々に歯を白くしていく。
・専用のマウスピースを作成し、そこにホワイトニングジェルを注入して夜間に装着する。
・時間をかけて薬剤を深く浸透させるので、オフィスホワイトニングよりもホワイトニング効果が
高く、白さが持続する。
歯が白くなるメカニズム
ホワイトニング剤に含まれる過酸化水素、過酸化尿素には歯を痛めることなく内部の色素を分解する力があります。
ホワイトニング剤を塗布することで、より深い所の色素まで分解し、白くすることができます。
①歯が変色した状態
歯の内部の色素が多く、歯が黄色く見えている状態
②ホワイトニングによる色素の分解
ホワイトニングジェルを塗布すると、徐々に内部までしみ込んでいき、色素を分解
③ホワイトニング後の白くなった歯
徐々に色素も減り、透明感のある白い歯になった状態
ホワイトニング後の注意事項
ホワイトニングの後は、歯を守っているペリクルというタンパク質の保護膜が剝がれていて、数時間は外部からの影響を受けやすくなっています。
そのためなるべくホワイトニング後24時間以内は次のような食品の摂取には注意をして下さい。
・色の濃い飲み物 ・食べ物(コーヒー、カレー、赤ワイン等)
・酸性度の高い飲み物や食べ物(炭酸飲料)
・喫煙
またホワイトニングをすると下記の症状が生じる場合があります。
・ホワイトニングバンド(縞模様)や斑点
ホワイトニング開始直後の初期の段階に、帯状の模様(ホワイトバンド)や白斑が生じる場合があります。しかし,ホームホワイトニングを継続して行うことで、ホワイトニングや白斑は次第に目立たなくなります。
・知覚過敏
ホワイトニング中もしくはホワイトニング後に、歯がしみたり歯肉に痛みを生じる等の症状が現れることがあります。
症状のほとんどが一時的なものなのでご安心下さい。
ホワイトニング効果の維持のために
ホワイトニング効果を維持するには定期的なメンテナンスが大切です。
ホワイトニングでせっかく白くした歯も、日常生活の中で少しずつ再着色していくことは避けられません。
定期的なクリーニングや再度ホワイトニングを行うことで白さを維持する事をお勧めします。
ホワイトニングができないケース
◎無力カタラーゼ症の方 ◎妊娠中・授乳中の女性
◎小児 ◎歯科治療で用いる材料にアレルギーがある方
‣次のような歯には処置が必要です。
◎健全でない歯(虫歯等) ◎知覚過敏を有している方
◎重篤な歯肉炎・歯周炎 ◎歯の詰め物が破損している場合
ホワイトニングの効果について
ホワイトニングの効果には個人差があります。
効果の表れ方のは個人差があり、早く白くなる方となかなか白くならない方がいっらしゃいます。
多くの方には良好な結果が得られますが、歯の質・変色の原因及びその程度に個人差があります。
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