噛み合わせ治療
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七里KT歯科・矯正歯科がこだわる噛み合わせ治療
歯科治療において虫歯や歯周病などの病気を治すことはもちろん大切ですが、食べたり、喋ったりする際に基板となるのが噛み合わせです。歯の高さや上下左右のバランスをはじめ、顎関節が適切な運動をしていることが重要となります。七里KT歯科・矯正歯科では、あらゆる歯科治療の基礎となる自然な噛み合わせにこだわり、咬合学の権威として有名なピーター・E・ドーソン先生の「ドーソン咬合理論」に基づいた噛み合わせ治療を実施しています。
ドーソン咬合理論について
ドーソン咬合理論では、歯を噛み合わせていないリラックス状態の時の顎関節の位置(中心位)を基準として、各組織との調和や全身の健康を考え、患者さま一人ひとりに合った咬合へと導いていきます。
お口の中だけでなく、噛み合わせで生じる関節や筋肉への影響も考慮することにより、身体に負担やトラブルの少ない快適な生活が期待できます。
噛み合わせの役割と重要性
私達の歯は、上下左右の歯が適切に噛み合うことによってお口本来の働きを正しく機能させることができます。
噛み合わせの役割について
- 食べ物を噛み砕き、飲み込みやすく、消化しやすいようにします。
- 正しい発音、発声。
- 食いしばりによって、瞬間的な筋力を強化することができます。
- 正しい姿勢をキープできる。
- 集中力を高め、維持する。など。
上記のように噛み合わせは、実に多くの役割を担っているため、正常な噛み合わせを確保できていない場合には、さまざまな不調が生じる可能性があります。
こんな症状がある方は注意が必要です~咬合不正・顎関節症の症状~
- 口を開けた時に顎が鳴る
- 口を大きく開けた時に下顎がずれる
- 口を大きく開けると顎の関節に痛みを感じる
- 歯が欠けたり、割れたりしたことがある
- 咬合面がすり減っている
- 顔が歪んでいる
噛み合わせの影響と目標
噛み合わせ治療とは、矯正などの見た目の治療ではなく、上下の歯の接触の仕方(位置、運動)を言います。それに関係する器官は歯だけではなく、歯を支える歯周組織、頭頚部の筋肉、顎と幅広く、これらの調和のとれた働きによって快適で健康を維持できる噛み合わせができるのです。
噛み合わせが崩れると、歯などに過度な負荷がかかり虫歯や歯周病になりやすくなります。また、筋肉のバランスが崩れ、肩や首のこり、腰やひざの痛みなどがでてきます。
そのまま放っておくと顎関節症状(顎ががくがくなる、口が開けずらいなど)が生じてしまいます。何よりも、食事が嫌になるほどかみにくいという状態になります。
残念ながら生まれ持った噛み合わせが正しいとは限りません。噛み合わせは歯科医師ならば誰でも治せるわけではありません。予防歯科はクリーニングだけではありません。経年的な歯の摩耗や歯の移動、そして歯科治療や歯の欠損によって噛み合わせの状態は変化していきます。これが安定に向かっているか問題を起こそうとしているのか、これらを判断することによって、患者さまがどうすればいいか的確に情報を提供させていただきます。
噛み合わせの理論の一つだけで全ての患者さまに適応できるわけではありません。噛み合わせの治療はナソロジー、PMS(ドーソン)などいくつもの咬合理論を勉強してきたからこそできる治療方法です。
現在の噛み合わせが、ご自身の知らないうちに身体のゆがみ、心身的な問題が生じているかもしれません。今は痛くないから大丈夫という人も将来的な予防として正しい噛み合わせに治療することが大事なのです。
残念なことに歯科医師の自覚のない治療によって、新たな噛み合わせの問題を抱えている患者さまを目にすることがあります。詰め物1つ、インプラント1本、また審美的な治療においてもこの噛み合わせのメカニズムを理解したうえで治療することが重要です。
噛み合わせの診査、診断をふまえた治療こそが一生涯のパートナーとしてあなたの歯を守ることができると考えています。口の中の健康と全身のかかわりはとても深く、それらを実現するためには根管治療、補綴、歯周病治療、咬合治療、矯正、すべての基本治療に妥協しない精密さが必要です。
そのためには何よりも技術力や経験、システムの構築がされていることが大事です。当院ではスタッフ一同が一つの目標もって患者さまに対応している真面目さが自慢です。
つめ物の破損や入れ歯が合わないのは噛み合わせの問題なの??
顎関節が正常でない場合、顔の歪みや開口時の顎の音をはじめ、つめ物の破損や入れ歯が合わないなどの問題が起こりやすくなります。さらに、お口だけの問題に留まらず、手足のしびれや肩こり、頭痛や腰痛などの不定愁訴(自覚症状を感じながらも、検査で原因が分からない症状)を訴えるケースも増えています。
地盤の悪い場所に立派な家を建てたとしても・・・
仮に入れ歯やつめ物などの技工物を住宅、顎骨を土地だとします。噛み合わせが適切でない状態で技工物を装着するというのは、地盤がガタガタの場所に立派な豪邸を建てるようなものです。
過度な力が一部分に掛かると、歯はもちろん歯茎にも大きな負担がかかることになります。入れ歯やつめ物・かぶせ物などの長期維持や歯や歯茎に負担をかけないためにも、まずは噛み合わせ(顎の動き)を正常な状態にしてから、補綴治療(技工物で歯の機能を補う治療)を行うことが重要です。
噛み合わせ治療について
噛み合わせ治療は、最終的に矯正治療やつめ物・かぶせ物によって調整を行いますが、まずはスプリントと呼ばれるマウスピースを装着して、睡眠時の食いしばりの負担を軽減しながら、適切な顎の位置を決めていきます。顎の位置が決まった後に、患者さまのご要望や精密検査の結果を基に矯正治療やつめ物・かぶせ物を製作して咬合調整していきます。症状によって多少の違いはありますが、治療の流れについて簡単にご説明します。
精密診断
虫歯や歯周病の検査に加え、さまざまな機器を用いて顎関節や噛み合わせについて精密検査・診断を行います。また、治療前後の状態や頚椎と噛み合わせの関係をみるため、お口や姿勢の写真を撮影します。
スプリントの製作・装着
精密検査・診断結果を基に患者さま一人ひとりのお口に合うスプリントを製作し、それを装着していただきます。生活しながら、違和感等を少しずつ補正し、顎の位置・噛み合わせを調整していきます。
補綴・矯正による改善
違和感のない状態までスプリントを調整できた後は、矯正治療やつめ物・かぶせ物でその状態を再現し、噛み合わせを改善します。処置をする場所や患者さまのご要望によって、適切な素材を選定致します。
見沼区七里で咬合理論に基づいた噛み合わせ治療をご希望の方へ
七里KT歯科・矯正歯科では、歯科治療においてもっとも重要な要素である噛み合わせについて、経験や勘だけに頼らず、全身の健康まで考慮した咬合理論に基づいた適切な治療を実施しています。見沼区七里で噛み合わせ治療をご希望の方はぜひ、当院までお気軽にご相談ください。