二次虫歯
投稿日:2021年3月16日
カテゴリ:スタッフブログ
本日は二次虫歯についてお話します。
過去に虫歯になり、詰め物、被せ物をした隙間から再び虫歯になってしまう事があります。これを二次虫歯といいます。
原因は、 詰め物・被せ物の劣化です。
歯にぴったりフィットしていないと、歯と被せ物との隙間に細菌の塊である、 歯垢が溜まることで虫歯になってしまうのです。
また、銀歯の場合、材質のイオンが流れ出し歯茎が変色してしまったり、金属アレルギーを発症してしまう可能性があります。
そこで当医院で扱っている二次虫歯になりにくく、歯に良い被せ物をご紹介します。
・ゴールド
ゴールドは耐久性があり割れたりしないので、奥歯に適しています。また、奥歯に入れたゴールドは、お口の中の赤みの色に似てるので実は銀歯より目立ちません。
①材質が軟らかく、よく歯に馴染みます。
歯は、年を重ねるにつれて食事や歯ぎしりなどで徐々にすり減ってきてしまいます。
ゴールドは歯に合わせて変形する材質のため、使い込めば使い込む程、自然に金属がすり減るので自然な噛み合わせで噛むことが出来ます。
また、歯と被せ物の間にぴったりフィットするため隙間も出来にくく、二次虫歯予防に期待が出来ます。
②ゴールドは科学的に安定しており、劣化せず最も身体に害のない金属です。
そのため金属アレルギーになりにくく、劣化しにくいのもゴールドの特徴です。
・ジルコニア
ジルコニアもまた、審美性に大変優れており、耐久性も高く割れないのが特徴です。
①歯垢が付きにくい素材です。
マイナスのイオンを帯電しているので、歯垢が付きにくいので、舌感が良くずっとツルツル感が長持ちします。
②変色しない素材です。
月日が経っても色味が色褪せないので、美しい状態をずっとキープすることが出来ます。
③ジルコニアは身体に優しい素材です。
金属を使っていないので、銀歯のように材質のイオンが流れ出し“金属アレルギーになる”という事がありません。
④ジルコニアは適応範囲が広いです。
ジルコニアには全てジルコニアで出来ているもの(ノンレイヤー)、ジルコニアのフレームにセラミックを焼き付けるもの(レイヤー)があります。
・全てジルコニアのみで作られているものは、耐久性が高いので奥歯にオススメです。
・ジルコニアのフレームにセラミックを焼き付けたものは、色調を綺麗に出すことが出来、複雑な色を出すことができるので前歯にオススメです。
以上、ゴールドとジルコニアについてご紹介させて頂きました。
虫歯は放置しておくと、進行するため再び治療をする必要があります。
“詰め物、被せ物をすれば虫歯にならない”というわけではないので、詰め物・被せ物を行ってる歯は、日常で行う歯磨きを 特に念入りに行ってみてくださいね。
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